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概要

tategu_2017

建具用語集したもののこと。駒返し格子も同じ意味である。ごまがら(胡摩殼)胡摩の茎の殻の模様をいい、建具の組子にも三ツ組手と真金組に各々胡摩ガラという組子がある。ごまがらじゃくり(胡摩殼决り)胡座殻の形に决ってある面。こもちごうし(子持格子)格子の子を太い子の脇に細い子を添えた格子で関西方面に多く用いられる。こもちびし(子持菱)太い一重菱の脇に細い組子を配したもの。こもちやまがた(子持山形)山形模様で子持ちのもの。ごりんめん(五厘面)建具の框面に取る5 厘の角面のこと。ころび(転び)勾配のこと。ささい(才)材積の単位。建具材では1 寸角で長さ6尺の才積。さいこう(採光)室内に光線を入れること。採光面積とは硝子窓等、採光の取れる建具の面積のこと。さいしきたてぐ(彩色建具)絵などをかいて色どりをした建具。さかめ(逆目)木材を木目に逆らって削った時に起きる現象、又木材繊維の並び方が素直でなく異常に交錯した木理(交錯木理)のこと。さがりふじ(下り藤)紋所の名称。さしこみほぞ(差込?)打抜きでない?、即ち女木に止めたもの、障子などの?は総てさしこみ?で一般には打込?と云う。さじめん(匙面)面形の一種で丸くくぼんだ面、即ち銀杏面の反対に丸鉋でサジ形に取った面。南京面ともいう。さしもの(指物)指し合わせて組み立てて造った器具、箱、机などのこと。さね(実)板の側面を凸形にした突起をいう。片方の木を凸形に継いだものを実継、片方の板を凸に片方の板を凹形にして矧いだ仕口を実矧ぎという。雨戸のしめ合わせ框を凸凹にした場合は実を取るという。インロウのこと。さらしだけ(晒し竹)淡竹を火にあぶって油を取り、曲りを直して真直にしたもの。元来は屋内に長期間晒して乾燥させた竹。さる(猿)雨戸の戸締りをいう。桟を上にあげて締めるものを上げ猿、下におろすのを落し猿、横に用いるものを横猿。障子などに取付けて桓にサスリにしたものを彫込み猿などという。これらは総て言葉のナマリで、猿は桟の間違いで、正しく言えば上げ桟、落し桟、横通し桟、彫込桟という。金物で出来たものに南京落し、フランス落しがある。さるぼうめん(猿頬面)45 度より斜めに取った面形の事で建具の面に用いられ、建具業者は猿という事をきらってエテボウメンという。字源からいえば45 度の色面よりコケた面、即ちコケ面で、猿の頬はコケているものなのでこの名がある。さん(桟)板などの反りを押えるための木、建具の横木、又は骨。上桟、下桟、小桟、帯桟、立桟、摺桟等がある。さんがいまつ(三蓋松)松の枝葉の三段に重なっているもの。紋所などに使われる。さんぽうまさ(三方柾)角材の三面が柾目になっているもの。ししあげすんぽう(仕上げ寸法)仕上がりの寸法のこと、出来上がったものの寸法。出き寸法のこと。じいた(地板)床脇の棚下又は付書院の下敷の板だが、引出しなど底板も地板という。しきいざん(敷居残)建具の下桟のこと。しきりぶち(仕切縁)上げ下げ窓の中にある細い木。上げ下げ窓硝子を嵌めこむ時にハズして建込み、後に木捻てじめ、押縁としたもの。じくうけ(軸受け)扉などの釣元の軸を入れる穴。軸穴ともいう。しぐち(仕口)一般にはやり方・仕方だが建築においては組手、差口等のことをいう。2 つ以上の材がある角度をなして結合される場合をいう。じくづり(軸吊り)軸釣りとも書く。建具の開閉に釣元極上下に受座をもって開閉する仕口。しげ(繁)密度のこまかいこと。茂とも書き障子などの組子の多く入れたもの。立茂、横茂などがある。しげざま(繁狭間)古建築の格狭間などに組子を数多く入れたもの。しげさんど(繁桟戸)桟戸の内、桟の間隔が細かく入っているもの。しげしょうじ(繁障子)竪に細かい組子の入ったものが立繁・又は立茂、立重であり、横に細かい組子の入ったものが横繁障子である。繁障子はこれの総称。したじほね(下地骨)襖の骨となる組子。しっぽうつなぎ(七宝継ぎ)花形組子の名称のひとつ。特に外国で喜ばれる組子のひとつ、輪継ぎ。しとみ(蔀)昔の御殿又は社寺の外部に嵌めこんだ格子戸で、上部は坪又は蝶番で上長押より釣り下げ、日中はシトミ金という掛金で上へ釣り開く、下部は下なげしに嵌めこみとして、必要の場合は取りはずすもの。しにぶし(死節)朽ちた節、俗にヌケ節のこと。⇔いきぶし(生節)しぶいた(四分板)厚み曲尺4 分に掛けて木挽きしたためこの名がある。現在は木材の厚みを正寸で称するため2 分3 厘板又は2 分板等という。一般にはこれらの板を全部4 分板と云う。じぶくろ(地袋)床間又は床脇の棚の下方に取り付けられた袋戸棚。しほうあり(四方蟻)四方とも蟻継ぎに見える様に作る継手。しほうまさ(四方柾)角材で四側面共全て柾目のもの。しもざん(下桟)建具の下端の横手。しゃく(尺)日本の長さの基本単位、丈の10 分の1、寸の10 倍。しゃく(勾)容積の単位、1 升の100 分の1。じゃぐち(蛇口)水の流れ出る口で水道の口の事だが、建具業者はエテボー面や色面の馬乗りになった部分をいう。しゃくり(决り)満型にえぐり取ること。板のそばを長手にそってきざみつけること。しゃくりさげ(决り下げ)建具の上下桟を溝に入る様にカキ取る事をいう。しゃっかく(尺角) 1 尺四方の木材。じゃのめ(蛇の目)輪の形のもの、又は紋をいう。建具用語としては、門扉のヒジ壷の合わせ目に入れた金具をいう。しょいん(書院)昔支那の時代、子弟を集めて学を講じた所。中古は読書勉学の書斎。我国では足利時代に書院を付けた建築が創始された。字源によると「昔中国で学問所の意に用いた。宋の時民曹試なる者が、千余巻の書籍を集めて生徒に聴講を許す。時の帝はこれを賞して順天府書院という称を賜わりたるものである」とある。我国で書院造りの初めは僧の勤学所に用い、のち武家造りの建築にもこれを取り入れ、平書院、附書院、出書院の名称等もある。しょいんらんま(書院欄間)書院障子同様、現在では書院窓の欄間のことをいう。じょうぎぶち(定木縁)めし合わせ框、定木村框。じょうげざん(上下桟)建具の上様と下桟のこと。しょうじ(障子)現在は紙張りのものも硝子入りのものも内部建具は板戸をのぞいてほとんど障子という。昔は衝立などより始まり寝所の板戸を衾戸といって現在の襖となったものまで障子という。平安時代に薄紙が造られ、薄紙張りのものを明り障子といい、厚紙張りのものを唐紙襖と区別する。古書にある混明や障子は衝立で荒海障子は布張りで又杉障子などというものは板戸で、現在の杉戸又は鏡戸のことである。字源からいえば、障壁の障、即ち物を障ぎる木(子)という意味である。種類としては雨障子、油障子、座敷障子、明り障子、硝子障子、東障子、筬障子、仲障子、窓障子、書院障子、雲障子、掛障子、間仕切障子、欄間障子等がある。しょうじどめおしぶち(障子止め押縁)上げ下げ窓の竪枠の中央に取り付けた押縁、捻鋲で取りはずすもの。じょうはなうるし(上花漆)黒塗りの上等品の漆、生漆に鉄汁を混ぜて精製したもの。じょうはなぶち(上花縁)襖縁を上花漆で塗り上げたもの。しょっこう(蜀江)昔中国の蜀で産出した上品な錦の織物の模様で蜀江の水でその糸をさらして織った精巧なもの、模様が多く切子の中へ雲竜を表わしたものが多い。書院の腰に良く組まれる。しょっこうくみこ(蜀江組子)蜀江錦の切子を表わした組子で角蜀江、菱蜀江又は一重、二重(図)等組み方に種々ある。しらた(白太)白肌の転語。木材の辺部の白い部分で転じて辺材のことをいう。白太材の略称で赤味材に対する語。しろき(白木)樹皮をむいた丸太。杉、檜等白っぽいのでこの名がある。素木(しらき)とほとんど区別はない。したがってしらきを白木とも書く。しんかべ(真壁)柱を外面に表わした和建築の壁をいう。しんかべづくり(真壁造)真壁を用いた木造構造形式。柱を外面に出さない大壁造に対していう。しんざい(芯材)辺材に対する語で杉等の木口を見れば、内部の赤い部分と外部の白い部分とがあり、白い部分は白太(白肌)、赤い部分は赤味即ち芯材である。但し、木材によっては白太、赤味の区別のないものもある。ときには赤味材のさらに中心部をいい、芯材と赤味材と白太材の三通りに区別する。又ブナの様な木材にはこの他に偽心材と云うものがあり、その他にも多少異なるものがある。辺材(白太)に比べ、材料にしたとき狂いが少ない。しんしん(真芯)柱と柱の真より真を寸法に表わす場合に用いる。内法に対する語。しんようじゅ(針葉樹)木材の樹種を2 種に分けると針葉、広葉(カツ葉)となる。即ち針の様な形状をした葉の樹、松杉等がこれである。広葉樹に比べ、木理通直、質がち密で軟らかなものが多い。しんわれ(芯割れ)木材のキズの一つで樹心より放射状に生じる芯材の割れ。芯材星割れともいう。すすいつき(吸付)吸付蟻桟に用いるアリ状の仕口。すいつきざん(吸付桟)舞良戸、板戸等に用いる桟を蟻にした吸付蟻桟のこと。板のソリを防ぐため又釘留をしないためこの仕口を用いる。すえくち(末口)切丸太の細い方の径。元口に対する語。昔は丸太などの寸法を測る時は全部末口何尺何寸といった。すかしぼり(透し彫)板などを裏まで透して加工したもの。すかしらんま(透し欄間)欄間を透した意味だが、一般には透し彫り板欄間のこと。すじかいざん(筋違桟)斜に入れた桟のこと。但し2 本の筋違い桟が交叉した場合にはたすき桟という。すすだけ(煤竹)農家などの炉の上などに置き、すすけて赤黒くなった竹で人工的に燻して作ったものもある。葭戸、萩戸などの押縁用として用いられる。すだれ(簾)細く削った竹又は葺などを編んだもの。昔は室内の境に又は日光をさえぎるために用いたもの。すなご(砂子)金銀箔などを粉にして襖紙などに吹きつけて模様とするもの。すのこ(簀子)板を目透かしに張ったり、竹を編んで造った床。すべり(滑り)雨戸などに取り付ける樫製の戸すべり。又は瀬戸物で出来た戸すべりなどのこと。すべりだしまど(滑り出し窓)建具の上(又は下)框が窓の立枠の溝をすべって下がる(上がる)と同時に立て櫃に付いている脚の回転で建具がすべり出して開くようにした窓。すみいた(隅板)建具の各部隅に化粧板を入れるもの。主としてクワ形に透した物が多いため、クワ形ともいう。すみだし(墨出し)仕上げの基準線を墨で記すこと。すりあげしょうじ(摺上障子)大阪猫間障子、又は上げ下げ猫間障子のこと。すりざん(摺桟)引戸の一番下の桟。すん(寸)長さの単位で1 尺の1 / 10。1 寸≒ 3.03cm。せせいがいは(青海波)半丸、半角の重なり合っている波の模様で、花形組子や欄間板の透しなどに用いられる。せいた(背板)丸太の樹皮面のついた端板。せきがね(関金)建具の引分け戸の中間に用いる金具で中心部に取り付け、左右の建具が中心に止まるようにした装置。せきそうざい(積層材)単板を数多く重ね合わせて接着し、加熱圧縮して作る材。比重は素材より少し大きくなるが、吸湿少なく、変形も素材に比べ僅少である。挽き板で作った積層材を集成材という。フラッシュドアの芯等に用いられる。せんぼんごうし(千本格子)店舗入口、玄関などに用いられる。字源ではオサ障子で織物の筬に似てこの名がある。そぞうがん(象眼、象嵌)物体の面に刻んで金銀又はその他のものを嵌めこんだ作品。そうもよう(総模様)襖などで腰だけの模様でなく唐紙一面に模様のあるものをいう。総柄ともいう。108