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  • 2018/09/18

    建具素材としての木の魅力

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    防火ドアや引戸、戸襖などさまざまな建具素材に使用される天然木。目立つのは、美しい木目調のデザイン性ばかりではありません。高いリフレッシュ効果や抗菌性など、快適な住まいを形成するためのたくさんの魅力がつまっています。今回は、そんな住まいの大切な要素として木が愛されてきた理由に加え、日本を代表する天然木についてもご説明します。


    建具木材が愛される理由

    木造の家は、日本の伝統的な建築様式として長い歴史の中でその技術が育まれ、私たちの生活を支えてきました。そんな日本人にとってなじみ深い建具木材には、現代的な住環境にはない「特性」や「機能」が備わっているのです。

    無垢材のフロアが敷かれた家を評して、「家の中で森林浴を浸れる感じ」などといわれることがありますが、これには、リフレッシュ効果や消臭・脱臭効果、抗菌・防虫効果などを持つ“フィトンチッド”の作用が関係しています。これはテルペン類を主成分とした有機化合物で、かつ樹木自ら作り出して発散する揮発性物質の一種です。大自然の森の中で呼吸してきた天然木ならではの働きで、豊かなマイナスイオン効果をもたらします。

    1年を通して快適な住環境を維持する調湿機能。またリラクセーション効果抜群の芳香成分。このように、豊かな性質を持つ木だからこそ、私たちの生活の一部として定着した歴史を持つのです。

    高級木材を生む3つの地域
    秋田杉
    軽くて弾力性に富む木材として知られる秋田杉。鮮やかな紅色と光沢で、デザイン性も際立っています。江戸時代の頃より藩を上げて育成された天然杉で、樹齢も150~200年を誇ります。
    木曽檜
    耐久性に非常にすぐれた、日本を代表する樹木で、本州中部の山地に多く育成されています。木曽檜に包まれた住まいでは、ヒノキチオールの芳醇な香りが室内をみたし、高いヒーリング効果をもたらしてくれるでしょう。
    青森ヒバ
    別名「ヒノキアスナロ」。湿気に強いため、外気に触れても腐りにくい特徴を持ちます。高い抗菌性も見逃せません。木曽檜と同じく、芳香性抜群のヒノキチオール含有で、高いリラックス効果も期待できます。樹齢200年を超えるものが多く、大自然の中を生き抜いてきたたくましさと生命力を感じさせます。


    まとめ
    私たち日本人にとって、今木の家は懐かしさと同時に新しさを感じさせてくれます。そして、木は住まいの可能性を引き上げてくれる、すぐれた機能や特性も持ち合わせる建具素材です。高級ランクに位置する秋田杉や木曽檜、青森ヒバは、中でも古くから大切に育成されてきただけに、上質な住まい空間を提供してくれます。

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