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  • 2019/01/31

    防音ドア選びは、必要な遮音性能で決まる

    white drum set in industrial room on white brick background grunge
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    周りを気にせず思いっきり映画や音楽を楽しみたいとき、音漏れを防いでくれる防音ドア付きの部屋であれば安心です。防音ドアを選ぶとき、ぜひチェックしたい大切なポイントが「遮音性能」。この性能は、それぞれの防音ドアに与えられた遮音等級によって確認できます。そこで今回は最初に遮音等級とは何か解説し、等級ごとの遮音レベルや実際の用途もご紹介します。

    JIS基準をクリアした遮音性能
    防音ドアの遮音性能は、日本工業規格(JIS)が規定している基準にもとづき等級分けされています。

    <JISが規定する遮音等級とは>
    遮音等級とは、建物の壁や防音ドアがどれほど音を遮ることができるかを表した指標です。現在、JISが規定している遮音等級は、T-1・T-2・T-3・T-4までの4段階に分かれています。T-1がもっとも低い等級であり、数字の大きさに比例して性能も高くなります。

    <防音ドアの遮音等級はどのように決まる?>
    遮音等級を決める要素は、空気音と固体音の2種類です。空気音では外部から聞こえる騒音が、固体音では上階の衝撃音が調査対象。防音ドアの場合は空気音が調べられ、ドアを閉めた場合にどれくらい静かになるかT値によって示されるわけです。

    <等級ごとの遮音性能レベル>
    防音ドアの遮音性能を等級によって比較すると、T-4は本格的な防音室に使えるほど高性能です。T-3は一般的な防音室に対応できるレベルであり、万能タイプとも呼ばれています。T-2はいろいろな生活場面で音漏れ防止に効果を発揮し、T-1は防音でなく断熱を目的とした家庭用サッシと同程度の性能です。

    等級別の用途
    防音ドアは、その等級に応じて構造や用途が異なります。広く普及しているT-4からT-2に関して使用されている材料や用途を、等級別にご紹介します。

    <T-4の構造と用途>
    T-4クラスの一例をいうと、グラスウールが内蔵されるとともに気密性の高いゴムが装着されます。さらには、特殊な遮音制振パネルと二段気密構造を備えた防音ドアも。低音から高音まで遮音するほどハイレベルであり、主な用途はレコーディングやラジオ放送に使われる各種のスタジオです。

    <T-3の構造と用途>
    T-3クラスには、グラスウールを内蔵したうえで広い面積のガラス窓をはめ込んだ一段気密構造の防音ドアがあります。さまざまな音域を遮る効果があり、ピアノを始めとする各種楽器の練習室、劇場や映画館、またカラオケルームやホームシアターまで用途は多種多様です。

    <T-2の構造と用途>
    T-2クラスは、一般気密構造を持った防音ドアなどが知られています。T-3と同じく楽器の練習室やカラオケルームで使われますが、やや遮音性能が下がるため内装用に限られるものもあります。
    防音ドアは遮音等級が上がるほど綿密な構造になりますが、レベルに合わせて各等級を使い分けられるわけです。

    まとめ
    防音ドアは、常に最高クラスを求められるわけではありません。設置場所によって、防音ドアに対するニーズは変わるでしょう。その際、JIS基準をもとに製造された防音ドアは、遮音等級を確認すれば適切な用途が分かります。防音ドアを設置するときは必要とされる遮音性能を把握し、それに合わせたクラスを選びましょう。

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