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  • 2018/10/18

    防火ドアの設置場所・形状・構造について

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    遮炎効果を持ち、私たちの大切な住居を火災から守る防火ドア。いずれの種類も、国土交通省が要求する技術的水準を満たしたものになります。選び抜かれた素材に、緻密に計算された設計方法、火を寄せ付けない形状など、さまざまな要素がひとつになって防火ドアは完成します。

    防火ドアの適した設置場所
    防火ドアの有効性を高めるには、適した場所を意識しなければなりません。建築基準法では、種類に応じて以下の場所への設置を義務付けています。
    ・防火設備タイプ・・・外壁の開口部で延焼の恐れのある部分、内装(防火区画)では主に竪
               穴区画、高層区画の一部
    ・特定防火設備タイプ・・・防火区画(面積区画、主に高層区画)
    燃え広がる火の手を食い止めるには、建物や部屋の入口部分の防火性能が重要。より強力な耐火性能を持つ特定防火設備タイプの防火ドアは、防火区画内における建物外壁の開口部への取り付けが求められます。そのほかにも、避難階段の出入り口に使用して多方面から延焼を防ぎます。

    防火ドアの形状と構造
    防火ドアの形状および構造は次のとおりです。
    防火ドアの形状
    扉タイプやシャッタータイプ、あるいはシャッターとくぐり戸を組み合わせたタイプまで、さまざまです。ちなみに、特定防火設備としての防火戸は、次の2種類の構造しか認められません。
    ・常時閉鎖式・・・・手動によって開ける以外は、常に扉が閉まっている構造
    ・随時閉鎖式・・・火災を感知して自動で閉鎖する構造
    防火ドアの構造
    防火設備の構造は、平成12年の建設省(現・国土交通省)告示で規定された水準に適合するものが対象です。
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    まとめ
    火災に強いドアを造るには、それに見合う素材と構造が必要です。基本的には、監督官庁である国土交通省が出した告示内容に沿って設計し、技術的基準のクリアを目指すなかで製造し、性能評価を行います。設置場所と素材、構造などの条件がそろって安心を約束するドアができあがるのです。

    ※掲載内容は予告なく変更される場合がございます。予めご了承願います。

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