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  • 2020/08/06

    【組子行灯】伝統工芸の技で光と影を美しく

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    レトロなインテリア商品に目のない方は、組子行灯にもきっと興味を誘われることでしょう。幾何学模様にまとわれた行灯が放つ光は独特で、幻想的な空間を創り出します。今回は、組子が引き出す行灯の魅力について語ります。

    行灯とは?
    行灯とは、江戸時代のころに流行した室内用の照明具です。箱型の木枠に和紙を貼りつけ、なかに置いた油皿に火を灯して照らします。主に日没後の屋内灯や就寝時の安眠灯として用いられました。
    使われ方によってさまざまな行灯がありますが、なかでも「有明行灯」は江戸庶民の間で好んで使われたといいます。明け方まで光が持つことからそう呼ばれ、寝間の枕元に置いておくと夜明けまで就寝のお供となってくれたそうです。光源の入った火袋は木箱にすっぽりと収まり、三日月や満月の形状をした窓から温かい光が漏れるという仕掛け。ちょうどよい感じの光加減も、透過性にすぐれる和紙だからこそといえるでしょう。まさに江戸職人ならではの粋なつくりです。江戸時代はこんな遊び心にあふれる道具を枕に夢をみることができました。
    行灯は今なお職人たちの手によってつくられています。光源は電球やLEDといった現代品にとって代わられたものの、木や和紙の温もりを感じさせるところは健在です。

    独特の存在感を放つ組子行灯
    伝統的な日本の照明具には、これまた伝統工芸の組子がよく似合います。伝統美と光のコラボと呼ぶにふさわしい組み合わせです。
    組手で描かれるのは、麻の葉やりんどうなど、古来縁起物として扱われてきた植物。縦横に並ぶ六芒星の美観が光を放ち、影を四方に映し出して幻想的な世界へと誘います。置き方によって影のかたちが変われば、見る角度によって麻の葉模様が立体的に浮かび上がることもあり、組子だからこそ可能な光の演出。高雅な雰囲気を味わえるとともに、温かく和んだ気持ちに浸れます。
    組子行灯はコンパクトだからスペースを問わず、好きな場所に置いて使えるところも魅力です。ベッドサイドに置けば読書灯として使えますし、洋室やリビングの片隅に置けばインテリアのアクセントにもなるでしょう。どこに置いても際立つ存在感で、住む人の目を楽しませてくれます。

    まとめ
    伝統の道具に伝統の技を重ね合わせて生まれた組子行灯。洋室を和モダンな雰囲気に仕上げたいときにもおすすめです。実用的な使い道もあれば、室内飾りのアイテムとして使うのもあり。機会があればぜひ、美を楽しめて用をなす組子行灯をお試しください。

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