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  • 2019/05/17

    組子の工法について

    組子細工の障子

    一口に組子といっても、「面取り組子」や「腰肩」「曲げ組子」などさまざまな工法があります。技術だけでなく、美しいデザインにも注目です。今回は、組子を用いた建具の工法と、主な建具製品をご紹介します。

    組子を用いた建具の仕口

    組子の技術を用いた仕口(工法)をいくつかご紹介します。

    <面取り組子>
    格子状に編む組子です。木材を縦横に規則正しく組んだ交差が点となり、線を結び、面となります。つなぎ合わされた面同士が高級感を演出。組み手部分の面同士をぴったり合わせる高等技術がなければ完成は難しいとされます。

    <面取り塵返し組子>
    通称「塵返し」「塵落とし」とも呼ばれます。障子の横組子に約20~23℃の勾配を付けて納めるのが特徴で、職人技とも呼ぶべき微細な技術が求められます。数ある建具職人のなかでも、限られた職人だけが持つ技術です。

    <腰肩>
    縦材と横材が交わる「胴付き」を納める仕口です。2種類あり、双方を合わせたときにアールになるよう仕上げる仕口を「角丸」、段差が付いた面同士を45℃の角度でピッタリ合わせるものを「平几帳面」といいます。美しい意匠性に加え、温度・湿度の変化に耐える耐久性が持ち味です。

    <曲げ組子>
    曲げ組子は、一方方向に組んでいく「片組手工法」を用いて仕上げる仕口です。組子を曲線に編む「曲げ物」は、主に障子や書院障子、天井格子など装飾用具として用いられます。組手部分には、目の細かい胴付き鋸を使用し、曲がりの角度に合わせて斜めに切りかいていきます。

    組子製品の種類
    工程0.1㎜という微細な技術が生み出す組子建具。近年は国内にとどまらず、世界のホテルや公共施設でも組子を用いた建具が用いられています。ABE KOGYOUで取り扱う組子製品は、巧みの技を持つ職人たちが手がけた伝統的な一品ばかりです。
    遠山を望みながら、漁師が豪快に投網する「書院障子(投網・遠山)」、大きな扇子をバックに勇壮な鶴の舞が描かれる「書院障子欄間:四段切り止め額桐之葉障子:千本八角面舞扇に松鶴」。また、目の細かい組子にダイナミックな菱形をあしらった「書院組子吹寄松皮菱腰香図」、幾何学模様が美しい「組子欄間菱地組分」など、多彩な書院障子・書院組子、欄間をご用意しております。卓越した技術と美しい意匠の競演で、やすらぎと癒しの空間をご提供します。

    まとめ
    建築の伝統技術が生み出した組子建具。巧みな技法と鮮やかなデザインが独特の世界観を生み出します。組子を用いて製作される建具は、世界中に広まる人気製品です。ABE KOGYOでも、洗練された組子製品を手がけ、癒しとやすらぎのある住まいの提供を心がけています。

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    組子
    https://www.abekogyo.co.jp/products/japanese/

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