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  • 2019/05/09

    防火ドアの定期検査

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    火災時に動作不良などのトラブルを起こさないためにも、日頃からの防火ドアの検査が必要です。防火ドアの定期検査は法律でも義務付けられています。実際にどのような検査が行われているかが分かれば、防火設備への信頼性も高まるでしょう。そこで今回は、定期検査の具体的な内容や、検査対象となる防火設備についてご説明します。

    防火ドアの定期検査とは?
    現在、防火ドアの点検は建築基準法の新たな規定にもとづき、定期報告が義務付けられています。防火設備の維持管理体制を強化するため、改正が行われ、義務づけられました。

    <具体的な検査内容>
    定期検査の主なチェック項目は、作動状況です。火災が発生したとき、熱感知器や煙感知器、さらに連動制御部分などが適切に機能するかを調べます。報告時期は「6カ月~1年間隔」もしくは「1年以内ごと」と規定されており、防火ドアの設置場所が多い建物でも毎年の全数検査が必要です。検査には資格が必要で、基本的には一級建築士・二級建築士・防火設備検査員が担当します。

    <なぜ法改正されたか>
    法律が改正された大きな理由は、これまで防火ドアの動作チェックが建築基準法と消防法のどちらに含まれるか明確になっていなかったことです。改正後は、上述のとおりチェック体制法が建築基準法にはっきりと規定されました。その結果、以前は定期報告が義務づけられていなかった小規模な施設や病院も、避難の難しい高齢者などがいる場合には、一定期間ごとの点検と報告が求められることとなりました。

    4種類の設備が検査対象
    建築基準法に規定された定期検査の対象は、防火扉・防火シャッター・耐火クロススクリーン・ドレンチャーの4種類です。

    <防火扉>
    防火扉は大きく「随時閉鎖式」と「常時閉鎖式」に分かれますが、定期検査では前者を点検します。熱感知器と煙感知器を作動させ、それに連動して扉が閉まるかを確かめます。その際、扉が安全なスピードが動くかどうかもチェック対象です。

    <防火シャッター>
    防火シャッターとは、基本的に常時閉鎖式でなく感知器連動か非常ボタンで閉まるタイプをいいます。点検では感知器を作動させて連動状況を確認し、最後までシャッターがしっかり閉まるかを調べます。

    <耐火クロススクリーン>
    耐火クロススクリーンは、天井からスクリーンが降下する防火設備です。スクリーンの素材はガラスクロスで、炎と煙を遮断できます。検査では感知器との連動性だけでなく、損傷の有無まで確認します。

    <ドレンチャー>
    ドレンチャーとは、火災発生時に天井から散水する設備です。水を噴射して水幕をつくり、炎と煙の拡大を防ぎます。ドレンチャーを作動させるとかなりの散水量になるため、実際の災害を想定しての検査はできないとされています。

    まとめ
    防火ドアの定期検査は、基本的に4タイプの設備が調査対象です。法律では、防火ドアの設置数を問わず1年に1度は検査結果を報告しなければいけません。建物が小規模でも避難困難者が利用していると報告義務があるため、定期検査を実施するときは有資格者の一級建築士や防火設備検査員に依頼してください。

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