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  • 2019/04/10

    「組子」で個性ある建具を

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    日本の伝統的な技術である組子は、建具の個性を引き出す手法として多くの木造建築で使われてきました。機能性に加えユニークなデザインも魅力的な組子建具。今回は、組子の基本的な特徴や多くの建具に取り入れられている人気のデザインをご紹介します。

    組子とは?
    組子とは、釘を使わずに木を組んでいく細工技術です。飛鳥時代から引き継がれてきた技術で、現在でも建具や欄間の製作で用いられます。

    【必要なのは精緻な技術と良質な素材】
    組子細工の素材は、細くひき割った木です。そこに溝やほぞ穴を施して、微調整を繰り返しながら素材を組み付けていきます。少しでも寸法が合わないと組み付けができなくなるほどです。ひとつの組子を製作するときは各部品の寸法を細かく計算する必要があり、製品が完成するまでには長い時間がかかるのが一般的です。
    組子では、道具選びも大切です。カンナだけでも多くの種類があり、それぞれ刃物の役割と性質が異なります。的確な道具選びが正確な加工につながるといっても過言ではありません。
    組子細工は、木がまっすぐに伸びていると組み付け作業を進めやすくなります。完成品は基本的に無塗装であり、素材表面の木の筋が細いほど見た目はきれいに仕上がります。これらの点を考慮し、多くの場合に素材は針葉樹が選ばれます。

    組子が生み出す洗練されたデザイン
    組子細工は、古くから日本に伝わる美しい工芸製品です。障子や収納棚からガラス戸まで各種の建具に取り入れると、アンティーク感のある和の雰囲気をおしゃれに演出することができます。

    【組子のデザインは多彩】
    組子のデザインは大別すると、「菱組子(菱物)」と「格子組子(枡物)」の2種類です。菱組子は素材が斜めに交差する菱型模様がベースの模様。格子組子は素材を縦横に組んだデザインです。これらが地組(ぢぐみ)になり、そこに「葉」と呼ばれる小さな組子部品をはめ込みます。昔からいろいろな組み合わせパターンがあり、現在は200種類を超えるほど多彩です。

    【定番のデザインは「麻の葉」】
    組子細工のなかで王道と称される定番デザインは、「麻の葉」です。菱型と格子を組み合わせ、「角麻の葉」や「桔梗麻の葉」といった模様を生み出します。麻の葉には厄除けの意味があり、かつて神聖視されていたほどです。まっすぐ育つ特徴もあり、子どもの健やかな成長を願うという意味もあります。見た目のかわいらしさから、最近は多くの人気を集めています。

    まとめ
    組子細工は伝統的な建具技術のひとつです。基本となる模様は菱型と格子のふたつですが、実際のデザインは豊富なバリエーションがあります。おしゃれ感のある和室を手に入れたい方には、様々な組み合わせによる組子建具がおすすめです。

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    組子
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