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  • 2019/05/07

    建具の素材・デザイン・技術

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    魅力ある建具を求めるなら、素材やデザイン、技術にも注目したいところです。今回は、建具の製作に向いている無垢材の魅力や、個性豊かなデザインの建具をつくり出す日本古来の伝統技術をご紹介します。

    無垢材の魅力
    無垢材の主な魅力は、「木目模様」「経年変化」「香り」「肌触り」「調湿・断熱効果」の5つです。

    1.木目模様
    無垢材は、通常、素材ごとに木目模様が異なります。規格統一されていないデザインは、建具に個性を与えてくれます。建具の美しい木目に癒しを感じる人も少なくありません。

    2.経年変化
    無垢材は、時間とともに色合いや質感が変化します。傷や染みが付くこともありますが、長く使い込むとそれらを含めて木の風合いが増すところは無垢材ならではの特徴です。

    3.香り
    無垢材には、ヒーリング効果のあるフィトンチッドが含まれています。無垢材の建具に囲まれれば、自然な木の香りを楽しみながら安らいだ気持ちになれるでしょう。

    4.肌触り
    無垢材は独特の温かみがあり、フローリングに使うと「寝転んだとき気持ちいい」との声が少なくありません。木製建具では、手に触れるだけで木の温もりを味わえます。

    5.調湿・断熱効果
    無垢材には湿度調整の働きもあります。また熱伝導率が低く、外気温が急激に変化しても室内はあまり影響を受けなくて済みます。

    高度な技術で自由度も高い
    日本の木造建築は、長い伝統のなかで組子などの技術が考案されてきました。その高度な技術は建具づくりにも生かされ、デザイン性の豊かな個性ある製品が数多く生み出されています。

    <組子細工が建具の魅力をアップ>
    組子細工は、格子と菱型をベースとした各種のデザインにより建具の魅力を高めてくれます。とくに障子は、組子の多種多様な模様を楽しめる建具のひとつです。古くから伝わる品々には、かなり凝ったものが多くみられます。自分好みの障子を探したいときは、市販品だけでなくアンティーク製品にも目を向けると参考になるかもしれません。

    <図案からオーダーすれば自由度もアップ>
    既製品の建具に納得できるものがない場合、造作家具を注文するという選択肢があります。建具のサイズや素材、さらにデザインにも希望を出せるので、かなり自由なオーダーが可能です。組子の図案を含めてデザインを考えれば、世界にふたつとない建具が手に入るかもしれません。和風の部屋が好きな人は、日本で長い時間にわたり育まれてきた組子細工を建具にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

    まとめ
    昔ながらの高度な技術で、優れた製品をいくつも生み出した日本の木造建築。建具も例外でなく、快適な居住空間づくりに大きく影響する重要なパーツです。その素材には、多くのメリットをもたらす無垢材が適しているでしょう。組子細工も、建具を魅力的にするアイテムとして見逃せません。無垢材や組子の特徴を生かしながら、ぜひ居心地のよい住まいを目指してください。

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