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  • 2020/10/26

    防音と気密の密接な関係

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    防音仕様の住環境や音楽ルーム、会議室は、総じて気密性が高くなっています。また、気密性の高い省エネ住宅は防音効果も高く静かな雰囲気が特長です。このように、「防音」と「気密」は切っても切り離せない性格を持つといえるでしょう。
    防音効果を高めるには気密性を重視しなければならないこと、気密性ならではの弱点も考えたうえで対策を立てなければならないこと。お部屋の防音を考える場合は、この2点を頭に入れておいてください。

    気密性を高めた防音ドアの構造
    防音ドアがなぜ音漏れや騒音の侵入を防止できるかといえば、ドア周りのすき間をなくして気密性を高めているからです。室内ドアは一見するとどこにもすき間などないように見受けられますが、実は床との接地面にわずかなすき間が生じています。外の騒音はここを入口に入ってくるわけです。そのため、一般的なドアでは騒音を完全に遮断することが難しくなってきます。
    防音ドアは、ゴムパッキンを使用してすき間を埋め、外からの雑音や騒音が室内に侵入するのを防ぐようにできています。通常の防音レベルよりさらに高い性能を求める場合は、ゴムパッキンを二重にして対応します。そのように気密性を高めれば高めるほど、騒音をブロックする性能が向上し、静かな室内環境を実現できるのです。

    気密性が高いとカビが生えやすくなる?
    昨今人気の高気密住宅は、「カビが生えやすい」との声も聞かれます。外気を極力入れない設計のため、空気の循環が悪化しやすくなり、結果的にカビなどの温床にもなります。このような問題を抱える高気密住宅は、24時間自動換気システムを設置するなど換気対策がとられていなければなりません。
    気密性が高くなることでカビが生じやすくなる欠点は、防音ドア仕様の部屋にも当てはまります。外気の遮断で空気の流れはどうしても悪くなり、湿気やカビの問題に直面するでしょう。対策としてはこまめな換気をして風通しをよくするなどがあります。
    ドアひとつで騒音も通気も同時に解決できる対策もあります。「通気遮音ドア」の設置です。わずかな通気口を設けることで風の出入りを確保し、気密性を失うことなく静かな環境を守れます。この製品はトイレや会議室などに採用される機会が多く、一般家庭からオフィスビルまで幅広い用途に対応できるタイプです。

    まとめ
    防音対策に有効な防音ドアですが、高い気密性ゆえに湿気やカビの問題が多い弱点には注意したいところです。しつこい湿気に悩まされた場合は喚起をこまめに行うなどの対策が有効となります。防音ドアには高グレードタイプの通気遮音ドアもありますので、こちらの製品を対策として使う方法も検討してみてください。

    【関連製品】
    SMA-TO/通期遮音ドア
    https://www.abekogyo.co.jp/smato

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