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  • 2019/05/28

    「人にやさしく美しい」障子の魅力

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    和風住宅に欠かせない障子。強い日差しを柔らかい光に変える性能、湿度を適度に抑える調湿機能など、人にやさしい建具です。今回は、障子の持つさまざまな魅力とメリットについてご説明します。

    健康と環境に配慮
    障子には直射日光を和らげる性能があります。透過率40~50%といわれ、日中の強い日差しやまぶしい西日が照り付けても、適度に遮り居心地のよい空間を守ります。そのうえ暖かく、ほどよい明るさのキープも可能。昼間の陽光は室内の各方向へ分散され、カーテンやブラインドでは難しい光の均一性と柔らかさを確保できるところも、障子ならではの特性です。
    「人にやさしい断熱効果」も、障子の魅力のひとつ。障子だけでも高い断熱性を発揮しますが、硝子窓との組み合わせでその効果はさらに向上。両面紙貼障子にすると断熱効果は1.5倍に増え、その性能をさらに高めます。日射熱を抑える働きも持つことから、夏季は冷房を使い過ぎなくても快適に過ごせるでしょう。
    断熱住宅で重要視される気密性ですが、障子は室内の換気もよくしてくれる優等生です。障子紙には多孔性という特質があり、ほぼそのままの状態で空気の入れ替えをしてくれます。さらに吸湿効果もあり、室内の湿気をほどよく除去。湿度を適度にコントロールし、室内の空気をクリーンにしてくれるのです。
    障子のある家は、湿度の高い日本に適した住宅といえるでしょう。

    和テイストを高めるデザイン性
    和のテイストを引き立てたいのであれば、障子はうってつけの建具です。柄や木目の色も豊富で、和のイメージにピッタリのインテリアに仕上げられます。美しいデザイン、格調高い和風住宅を目指すうえで、障子は欠かせないアイテムです。
    障子の用途といえば、主に間仕切り。格子と和紙、半透明パネルの組み合わせが生み出す空間は、個室の落ち着きを確保しつつ、隣室とのつながりを適度に感じさせる安心感があります。遠過ぎず近過ぎない、ほどよい距離感を保ちながら自分だけの穏やかな一時を過ごせます。
    障子を窓にはめ込むことも可能です。遮光・断熱効果を持つ障子の窓「内障子」は、カーテンを使わずとも直射日光をカットする性能を持ちます。和の雰囲気を大事にしたいなら、間仕切り障子と合わせて内障子の活用もおすすめです。

    まとめ
    健康的で、環境にもやさしい日本の障子。デザイン性も高く、和の空間を構成・演出するうえで欠かせない建具です。断熱効果があり、湿度コントロールの機能も持つことから、夏場は大いに活躍します。間仕切りや明かり窓など、さまざまな用途に使える利便性も障子の魅力です。

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    和建具
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