品質保証の推進
そんなシート系の弱点は「造り込めない」「軽量ゆえの脆さ」です。無垢素材と違い彫刻を施すことができないために重厚感や風格をお求めの際はお勧めいたしません。
脆さと言っても簡単に壊れるわけではありませんが、やはり無垢素材に比べると弱く、表面を傷つけることでシートがはがれたりすることもあります。
シート系に対して天然木系の弱点でもあり、良さでもあるのが一つとして同じ木目のものはないことです。それは木の個性であり、ABE KOGYOではその個性を生かした仕上げをしております。
そのため、木目の違いや材料の違いにより塗装色のバラつきが発生する場合もあります。
また、四季の湿度変化や冷暖房による寒暖差により多少の収縮が発生する場合もあります。
木はどれだけ小さな材料になっても呼吸し動くため起こる現象です。
程度の違いはあれど、森の木と同じように板になった木材も呼吸しているといってもよいかもしれません。
※集成(材)とは…ひき板や小角材の繊維方向を平行もしくは直行にし、接着剤で貼り合わせた材の総称。
狂い、反り、割れなどが起こりにくく強度に安定性がある。
日本の風土に培われた伝統の技。
日本人としての心が求める木の文化の美質は、飾らぬ美しさを常に維持し続けています。
先人から受け継がれてきた匠の秘術をより高度に磨き続け追求しているからこそ、
常に変革を伴う伝統は、技の進化によって現代の建具文化へと継承されていくのです。
建具はインテリアを構成する大切な要素であると同時に、動く間仕切りとしての
極めて機能的な役割も果たしています。
木と紙というナチュラルな素材がもつ優しさや親しみ。
光を招き入れつつ、内と外をやわらかに隔てる柔軟な発想。
日本の風土に選ばれつづけた機能美は、現代の住まいに明るく快適なやすらぎの空間を創ります。