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  • 2019/08/19

    防音スペースは自作できる?

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    自宅に防音スペースがあると、音漏れを気にしなくて済みます。歌や音楽が好きであれば、設置したいと思うことは少なくないかもしれません。お金の問題は避けられませんが、自作すると予算の節約につながります。そこで今回は、自分で防音スペースをつくる際のポイントや具体的な方法をご紹介します。

    どこを防音する必要があるか?
    自宅の一室を防音スペースに変える際は、部屋の出入口や窓からの音漏れを防ぐと効果的です。
    防音のポイントは密閉性
    音は、空気の振動により伝わりますので室内からの空気の流出が減れば、それだけ音は外に漏れにくくなります。
    ポイントは、部屋の密閉性。どれくらい空気の通り道をふさげるかが、音漏れの度合いを大きく左右します。防音効果を高めるには、できるだけ部屋のすき間を埋めることが求められます。完全な密閉状態をつくれれば、音は漏れません。
    実際に作業する際には、あらかじめ部屋のどこから音が出ていくか把握しておくと余計なところまで防音しなくて済みます。

    <とくに防音しておきたい場所>
    部屋の音が漏れやすい場所は、主に出入口と窓です。この2カ所は、しっかり防音する必要があります。
    とくに出入口は、部屋を換気するため扉の下が床から離れている場合が少なくありません。アンダーカットと呼ばれる仕組みであり、室内の空気がこもらないようにする役割をもっています。
    アンダーカットは空気の流れを確保して湿気や臭いを取り除いてくれますが、防音を考えるなら封じなければいけません。

    どんな方法で防音するか?
    部屋を防音する方法は、ひとつではありません。場所に応じて方法を変えると、より高い防音効果を見込めます。

    <出入口の防音方法>
    出入口の場合、防音ドアの設置が効果的です。市販品より性能は劣りますが、遮音シートを活用すると自作のドアをつくれます。
    手順は簡単で、既存のドアのうえに同サイズの遮音シートを貼ってから化粧カバーを重ね貼りするだけです。ドアの周囲に防音テープを追加すると、さらに防音性を高められます。
    この方法であればドアの付け替えが許可されていない賃貸物件でも実現可能であり、予算もたいしてかかりません。

    <窓・サッシの防音方法>
    窓・サッシの防音には、カーテンを活用する方法があります。生地が厚く遮音材が貼り付けられた防音カーテンは割高ですが、遮光カーテンなら出費を減らせます。
    まずサッシのすき間をパッキンで埋め、窓全体にエアーパッキンを貼りましょう。エアーパッキンは空気のクッションになり、窓の共鳴を抑えます。そして遮光カーテンは、凹凸のある1級のドレープカーテンを選ぶと高い防音性と吸音性を望めます。
    この方法は、出入口にも応用可能です。ドアの内側にカーテンレールを設置し、遮光カーテンで覆えば防音効果が高まります。

    まとめ
    室内は、いろいろな方法で防音できます。音漏れする場所に合わせ適切な処置を施せば、自分でも効果的な防音スペースをつくれます。低予算で自作したいときは、ここに紹介した方法を試してみてください。

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    機能ドア
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