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  • 2019/01/29

    引戸の魅力と設置費用

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    引戸は、その種類に応じて多様なメリットをもたらします。これまで部屋の出入りに不便を感じていた場所も、引戸に変えることで移動しやすくなるかもしれません。住まいのリフォームを予定しているなら、引戸の設置が妥当かどうか検討してみてください。そこで今回は、各種の引戸が持つさまざまなメリットと実際に取り付けたときの費用相場をご紹介します。

    引戸の種類。それぞれの魅力
    引戸の種類は、開閉の仕方を基準にした場合、主に「片引戸」「引き込み戸」「引き違い戸」「引き分け戸」の4種類です。

    <片引戸の魅力>
    片引戸は、1枚戸あるいは2~3枚が連動した戸を左右にスライドさせて開閉するタイプです。扉1枚分のスペースがあれば前後にドアを開く余裕がなくても設置できるため、多くの家庭で設置されています。

    <引き込み戸の魅力>
    引き込み戸は、スライドさせた戸が壁のなかに収納される構造になっています。外見的にすっきりするとともに、いつでも壁を活用できるところは片引戸にないメリットです。

    <引き違い戸の魅力>
    引き違い戸は、2枚の戸のいずれか一方をスライドして残りの1枚に重ねるタイプです。扉2枚分の設置スペースがあれば両側の壁を活用できるうえ、左右のどちらからも出入りできるので、動線の選択肢が広がります。

    <引き分け戸の魅力>
    引き分け戸は、2枚の戸を左右同時に両側へ開けるタイプです。引き違い戸と異なり出入するスペースが扉2枚分の広さまで開くので、大きな荷物を移動するときは楽になります。
    また、いずれも好きな位置で開放しておけるので、換気や車いすでの移動に不便しません。

    引戸の費用相場は?
    引戸の設置料金は必ずしも一律でなく、一般的にリフォームの方法などによって費用相場は変化します。

    <既存品と交換する場合>
    室内のドアやクローゼットの古くなった扉を新品に交換するときは、ドアの代金や作業費を含めて5万円前後を中心に3~10万円が相場です。クローゼットは湿気がこもりやすいため、カビや結露を防止するため風通しのよいものを選んでおいたほうが安心でしょう。

    <開き戸を引戸に変更する場合>
    今まで設置していた開き戸を引戸に変更する際も、基本的な相場は3~10万円といわれています。しかし周りの壁も工事するときは、設置する扉の枚数や解体する壁の範囲によって高額になるケースも少なくありません。工事範囲が広くなるときは、あらかじめ施工業者に相談するとよいでしょう。

    <引戸を新規に取り付ける場合>
    室内ドアや各部屋の間仕切りとして引戸を新設する場合、費用相場は6~25万円前後です。さらに、ドアの素材や壁の工事内容によっても価格が大幅に変動する可能性は低くありません。通常は既存品の交換より高額になると考えられるため、サイズや設置方法はきちんと事前確認しておくことをおすすめします。

    まとめ
    引戸には豊富な種類があり、それぞれ異なる魅力を持っています。最近は使い勝手のよさも注目を集め、バリアフリーなどを目的としたリフォームでも人気のアイテムです。上手に取り入れれば、これまで以上に快適な住まい空間を提供してくれるでしょう。設置費用などを細かくチェックして、過ごしやすい生活環境づくりに役立ててください。

    ※掲載内容は予告なく変更される場合がございます。予めご了承願います。

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