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  • 2019/09/04

    造作家具の素材別メンテナンス方法

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    お気に入りの造作家具であれば、こまめなメンテナンスも面倒ではないでしょう。とはいえ、誤った方法で掃除すると逆に素材を傷めてしまうかもしれません。そんな事態を避けるには、どんなお手入れが望ましいか把握しておく必要があります。そこで今回は、造作家具のメンテナンス方法を素材別にご紹介します。

    木材は水拭きに弱い
    木材は、汚れを水拭きするとトラブルの原因になります。傷みが見つかったら、素材に適した方法でメンテナンスしましょう。

    <普段は乾拭き>
    家具の木質部分をお手入れする場合、柔らかいタオルでの乾拭きが基本です。木材は水拭きに弱いので、濡れた雑巾で掃除すると変色や変質を招きます。汚れによっては中性洗剤で落とせますが、木材が変化することもあるので注意は欠かせません。
    汚れやキズを避けるには、家具にクロスやマットを敷いておくのが効果的です。熱い鍋や水滴のついた食器が直接触れなければ、木材の保護に役立ちます。布地のデザインは、部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。

    ガラスや布には中性洗剤
    ガラスや布には、中性洗剤が合っています。それぞれ清掃方法は異なるため、注意が必要です。

    <ガラスの清掃>
    家具のガラス部分は最初に柔らかいタオルで乾拭きし、表面のほこりやゴミを取り除きます。ひどい汚れは、中性洗剤をつけたタオルで水拭きしてから乾拭きです。ガラスクリーナーを使う場合、ガラス以外に付着するのは好ましくありません。あらかじめ、タオルに含ませてから使ってください。
    ステンドグラスなどの装飾は、とくに繊細です。木材と同じく、水拭きするとトラブルが起きるリスクは小さくありません。汚れが落ちにくいときには中性洗剤を溶かしたぬるま湯にタオルを浸し、よく絞ってから拭き取りましょう。

    <布地の清掃>
    椅子やソファの布地を清掃する際には、ほこりをブラッシングで浮かせ乾拭きや掃除機で除去します。汚れやシミがあれば、中性洗剤が有効です。洗剤を溶かしたぬるま湯にタオルを浸してよく絞り、汚れた部分をトントン叩きます。洗剤の量は、薄めに控えます。
    ただし、木材・ガラス製品・布地とも中性洗剤を使うと変色するかもしれません。いずれの場合も、使用前に目立たない場所で変化が起きないか試したほうが無難です。

    まとめ
    造作家具を長く使いたいなら、それぞれの素材に適した方法でメンテナンスすることが大切です。安易に水拭きせず中性洗剤の使い方などにも注意を怠らなければ、お気に入りの家具をきれいな状態のまま使い続けられるでしょう。

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