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  • 2019/08/26

    建具は何色を選ぶとよい?

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    部屋を自分好みの空間に演出するなら、建具の色にもこだわりたいところ。とはいえ配色バランスを考えないと、部屋の雰囲気が崩れるかもしれません。どんな点に注意しておきたいか分かっていれば、色の組み合わせ方で失敗せずに済むでしょう。そこで今回は、建具を設置するときの色選びのポイントをご紹介します。

    基本は床色との相性
    建具の色は床材に合わせるのが一般的ですが、組み合わせ次第では部屋を広く見せられます。

    <床色に合わせた場合>
    建具と床の色を合わせた場合、室内に統一感が生まれます。建具は床と調和し、不必要に目立ちません。お気に入りの家具だけ素材や色を変えれば、好きなデザインを際立たせることが可能です。
    ただし、色合いによっては見た目が狭くなるケースもあります。もともと広くない部屋であれば、狭いという印象がさらに強まります。この点をふまえるなら、建具の色は床に揃えればよいとばかりはいえません。

    <部屋を広く見せる方法>
    部屋を広く見せるには、暖色系の膨張色と寒色系の収縮色の使い分けが大切です。それぞれの色を上手に配置すると、狭い部屋が広くなったように感じられます。
    膨張色の赤と収縮色の青を並べた場合、青が奥側に見えます。人の目には、錯覚で膨張色より収縮色のほうが小さく映るためです。この特性をふまえるなら、部屋の奥にある建具には収縮色を選ぶと奥行きが生まれやすくなります。他の場所に膨張色を使えば収縮色の効果は高まるので、部屋全体に広がりを与えられるでしょう。

    相性のよい組み合わせ
    建具と床との相性がよい組み合わせには、白系と白系、白系とブラウン系、ブラウン系とブラウン系などがあります。

    <白系と白系>
    建具と床ともに白系で統一するパターンは、室内を明るくスッキリした印象でまとめるのに効果的です。白は膨張色のひとつですが、壁や天井にも使うと建具が浮き立たなくなり空間全体を広く見せられます。白一色では単調になる場合もあるため、床は薄いクリーム系に変えるなど一工夫するとよいかもしれません。

    <白系とブラウン系>
    白系の建具にブラウン系の床を組み合わせると、落ち着いた雰囲気になります。この特徴からリビングに多く見られますが、かわいらしさも演出できるので子供部屋にも適したパターンです。壁と天井を白系にそろえれば床のブラウンが引き立ち、カフェにいるような空気感になるともいわれています。

    <ブラウン系とブラウン系>
    建具と床のいずれも暗めのブラウン系を選べば、落ち着きと重厚感が生まれます。木目の強調された素材なら、部屋に独特の雰囲気をもたらしてくれるでしょう。家族が和やかに過ごすリビングや子供部屋より、こだわりの空間をつくるのに向いているパターンとしておすすめです。

    まとめ
    建具の色を選ぶときには、床との相性を考える必要があります。同系色で統一するだけでは、十分ではありません。視覚効果にも配慮しながら床と相性のよい組み合わせを採用すれば、広々と感じられる過ごしやすい部屋を手に入れられるでしょう。

    ※掲載内容は予告なく変更される場合がございます。予めご了承願います。

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