防火ドアの設置は住居のどの部分か、あるいは防火設備を持つべきはどのエリアに建つ住居が対象か。これら防火ドアの設置条件については、都市計画法や建築基準法で厳格に定められています。今回は、玄関用防火ドアの設置条件についてご説明します。
防火地域では開口部の防火が必須
玄関への防火設備の取り付けおよび設置義務の範囲は、都市計画法第9条で規定されています。同法では、市街地における防火上の重要地域を「防火地域」「準防火地域」「法22条指定区域」の3エリアに分類。市の中心部に近くなるほど住居や建物に求められる耐火基準、防火設備の設置条件を厳しく定めています。
防火地域ならびに準防火地域に建てられた住居は、耐火建築物もしくは準耐火建築物の基準をクリアしなければなりません。具体的には、外壁の開口部で延焼の怖れのある部分に対し、遮炎性能を有する防火設備の取り付けを義務付けています(建築基準法)。開口部とはすなわち、玄関や窓などの出入り口のことです。延焼リスクや火災発生時の危険レベルを考えた場合、外壁の開口部はとくに万全の防火対策が求められます。
防火・準防火地域の指定を受けたエリアに建つ住居は、玄関用防火ドアの設置が必須です。都市の構造を考えると、中心部にいくほど建物が密集し、住宅が並ぶ地域も多くなります。つまり、火災が発生すればそれだけ被害も大きくなることが想定されるわけです。延焼リスクを極力抑えるための住宅構造、都市計画にしなければならず、その役割の一端を担うのが、玄関などの開口部に設けられる防火ドアです。
ABE KOGYOの玄関用木製防火ドア
ここはABE KOGYOが品質と性能で誇る玄関用木製防火ドアについてご紹介します。
ABE KOGYOの木製玄関ドア「スタイル」は、断熱性能や気密性に加え、遮炎性能も有する防火設備です(一部防火設備対応でないタイプもございます)。ドアノブなどの関連部品も、防火設備対応のものを取りそろえております。
建築基準法によるところの防火設備とは、通常の火災加熱を受けてから20分間、火災の貫通に耐えうる性能を持つ防火ドアをいいます。木製の特徴は鉄やアルミ、ステンレスと比べ、熱伝導率が極めて低い点が挙げられます。さらに扉表面が高温になりにくいため、命を守る可能性も高まります。
ABE KOGYOは多様な玄関用木製防火ドアの製造に豊富な実績をもっています。デザインやカラー、素材の組み合わせ、種類など、いつでもご相談ください。
まとめ
防火区域・準防火区域に建つ住居の玄関は、防火設備対応のものが求められます。駅に近いエリアや住宅密集地など、延焼による被害リスクが高い地域が対象です。ABE KOGYOでは、住居や街を守ってくれる木製防火ドアを多数ご用意しております。
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