部屋に障子がある場合、避けて通れないのが張替え作業。どれくらいで張替えればよいのか、業者に頼むか自分で挑戦するか、気になる点はいくつかあります。そこで今回は、障子紙張替えのタイミングや業者とDIYの違いについてご説明します。
障子紙の寿命は5年前後
理想といわれる障子紙の張替え周期は3~5年です。どうするか迷ったときは、この年数を目安に検討してください。
<汚れていなくても劣化は進行>
障子は、たとえ汚れていないように見えても自然と劣化は進みます。部屋に太陽の光が射し込むと、紫外線によるダメージは避けられません。雨が降れば、湿気の影響も受けます。普段から丁寧に手入れをしていても、これらの作用により障子紙は少しずつ色抜け状態に変化します。できるたけ長く使いたいと思っても、5年くらい経過したら張替えるのが妥当です。
<傷みが目立つならはやめに対処>
障子紙の多くは和紙のため、何かの拍子に破れることがあります。白い和紙が張られていれば、どうしても汚れは目につきます。どれほど部屋のなかが整然と片付いていても、障子の傷みが目立つと室内の雰囲気は悪くなるかもしれません。そんなときには、最後に張替えてから大して時間が経っていなくても早急に張替えたほうがよいでしょう。
業者に頼むか、自分でするか
障子紙を張替える場合、業者に頼む方法とDIYする方法があります。いずれにしても、実際の張替えでは事前に押さえておきたいポイントがいくつかあります。
<業者による作業とDIYとの違い>
専門業者による張替えとDIYとでは、通常、仕上がりに多少なりとも差が出るものです。ベテランの業者はプロだけに熟練しており、美しい仕上がりを期待できます。ただし、その分だけ予算も高くなるケースが一般的です。予算を抑えるならDIYを選びたいところですが、腕前に自信がなく何度も張替える可能性があるなら業者に任せるのが無難かもしれません。
<素材やデザインは事前に決定>
最近の障子紙は、素材やデザインの種類が豊富です。手すき紙は、風合いのよさに大きな魅力があります。プラスチックフィルムを用いたものは、簡単に破れません。デザインは、白い無地だけでなく柄モノも用意されています。数種類の色やデザインを組み合わせるのも、オシャレです。どんな紙を張るかあらかじめ決めておき、自分好みの演出を楽しんでください。
まとめ
障子紙にも寿命はあり、一定の期間が過ぎたら張替えが必要です。予算の節約を考えるなら、自分で作業する選択肢もあります。いろいろな種類の障子紙があるので、張替えるときには部屋をどんな雰囲気にしたいかイメージしておきましょう。
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