騒音対策として有効な防音ドア。その種類はさまざまですが、素材で分けると「木製」「スチール製」に大別され、遮音性能の高さで使い道が決まるのが一般的です。今回は、防音ドアの種類と設置場所についてご説明します。
木製とスチール製の違い
防音ドアは、使われる素材によって性能に差が生じます。木製とスチール製それぞれの違いをみてみましょう。
<木製防音ドア>
木製ならではの意匠性があり、デザインを楽しみつつ室外からの騒音をカットしてくれます。遮音性能にすぐれた木製防音ドアでは、室内から室外へ漏れる音、室外から侵入する音を遮断できます。なおかつ軽量で低価格も実現。住まいの防音対策なら木製防音ドアがおすすめです。
<スチール製防音ドア>
レコーディング室、テレビ・ラジオの各種スタジオ、ピアノルーム、バンド練習室など大きな音を発する場所に効果を発揮するのが、スチール製の防音ドアです。遮音等級が最高レベルのT-4クラスに達するタイプも、緻密な構造を持つスチール製防音ドアに多く、開き戸・片開き戸・引戸と形状のバリエーションも豊富。製品のラインナップも多様です。
防音ドアの使用場所
住まいの防音対策としては、遮音性能30~35デシベル程度の木製防音ドアで十分目的を達せられるでしょう。防音ドアの設置場所としてふさわしいのは、「子ども部屋」「寝室」「リビング」「トイレ」などです。
<子ども部屋>
子どもたちにとって、個室はプライベート空間であると同時に勉強ルームでもあります。集中して勉強に取り組むためにも、静かな環境でやらせてあげたいものです。とくに受験勉強の時期になるとそのニーズは高まります。
<寝室>
外の音が漏れてくる部屋では睡眠を妨げ、ストレスもたまりやすくなるでしょう。静かで快適な空間を守るアイテムとして、防音ドアが活躍します。
<リビング>
テレビのあるリビングで、夜中静かにドラマや映画を観るのが楽しみ、という方もいるはず。寝ている家族に迷惑をかけないためにも、防音ドアでしっかりと遮音を。
<トイレ>
「家族なのだからトイレの音くらいいいだろう」と思われるかもしれませんが、夜中に水を流す音には注意したいものです。その音で家族が目を覚ますこともあります。トイレに防音ドアを取り付けておけば、夜でも音は気にならず、家族の眠りも邪魔しません。
まとめ
音楽スタジオや楽器演奏ルームではスチール製防音ドアが有効です。住まいの生活音対策としては、デザインもすぐれ調和性も高い木材防音ドアが適しています。設置場所は主に子ども部屋や寝室、リビング、トイレなど。静かで快適な住まい環境の確保につながります。
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