阿部興業株式会社(本社:東京都新宿区 代表者:代表取締役 阿部清英)は、
2015年4月28日、創業70周年を記念して、世界的デザイナーであるデザインオフィス
nendo代表 佐藤オオキ氏のデザインによる新商品を発表いたしました。
このドア新商品は、 『 seven doors(セブンドアーズ)』 のコレクション名で
シリーズ化いたします。
暮らしの中のさまざまなニーズや生活スタイルの変化に対応するとともに、
従来のドアの概念を超えて、「 楽しく豊かな生活提案をするドア 」として、
今後7月初旬より順次発売していきます。
※新商品の詳細は以下のとおりです。
No.1 : lamp(ランプ)
玄関の電子錠に使用される配線の技術を使い、照明器具と一体化したドア。
No.2 : baby(ベビー)
保育園や幼稚園の建具なども手掛けていることから着想した、大人と子供がそれぞれ
自分のサイズに合ったドアから出入りすることができるドア。
No.3: wall(ウォール)
普段、壁に固定される「棚」や「額縁」といった要素がドアも覆うことで、
ドアの存在感が薄れ、これまで以上に壁に馴染むこととなった。棚と額縁の製作には
フラッシュドアのエッジの仕上げに使用している「Vカット」の技術を応用した。
また、額縁は簡単に着脱が可能でありながらドアの開閉時に揺れないように、
新たな接合部が開発された。
No.4 : hang(ハング)
2.5mmのマグネットシートを内部に仕込むことで、様々なアクセサリーが貼り付けられるドア。
トレーやゴミ箱、プランター、一輪挿し、コンテナなどを用意することで、単に人の出入りを
するためだけだったドアに「モノを収納する」という新たな機能を与えることができた。
No.5 : slide(スライド)
窓の前にかかるブラインドのように、少し隙間を開けて光を取り入れたり、風を通したり、
隣の部屋との繋がりを生み出したりすることができる。このように、引き戸の技術をドアに
応用することで新たな価値を生み出すことを考えた。
No.6: kumiko(クミコ)
和室の建具に使用されてきた組子の技術を生かしたドア。組子がグラデーション状に
プレーンなドアへと変化していく。職人の手仕事と、高い工業力を併せもつ同社
ならではの表現となった。
No.7 : corner(コーナー)
部屋のカドから出入りできるようになることで、家具のレイアウトや間取りの考え方に
変化が生まれることを目指したドア。結果的に、ドアが大きく開くことで車椅子での
出入りが快適になるという副産物も生まれた。
※なお、nendo社のHPでも紹介されております。
日本語版ページリンク先
http://www.nendo.jp/jp/works/seven-doors-2/?release
英語版ページリンク先
http://www.nendo.jp/en/works/seven-doors/?erelease
佐藤オオキ氏の発想