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  • 2019/12/12

    マンションの防火ドア

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    マンションでは、居住者の身の安全を考え、火災に備えた防火ドアの設置が望まれます。どこに設置するかについては、建築基準法に準じて決まります。適切に取りつけておけば建物のなかで炎や煙が広がるのを防ぎ、多くの人命を守れるでしょう。今回は、マンションに防火ドアが設置される理由やメリットをご説明します。

    遮炎性能で火災から守る
    マンションでは、建築基準法などにもとづき防火ドアの設置を求められる場合があります。

    防火ドアの性能に関する規定
    防火ドアには、大きく分けて特定防火設備と防火設備の2種類があります。建築基準法の規定によれば特定防火設備は60分以上、防火設備は20分にわたり火災に耐える構造でなければいけません。
    防火ドアの多くは特定防火設備に該当し、火災発生時に高い防炎性能と遮炎性能を発揮します。正常に機能すれば炎や煙が建物全体に広がるのを防ぎ、避難経路の確保に役立ちます。

    マンションで防火ドアが必要になる場所
    マンションの場合、居住する階数によっては火災時の避難が難しくなるかもしれません。建物の別棟や隣接地から火災が燃え広がったときなどに備え、開口部には防火ドアを取りつける必要があります。

    建物のなかは100~1500㎡ごとに防火ドアで区画し、水平方向の延焼を防ぎます。火災は階段や吹き抜けからも拡大する恐れがあるので、それらに通じる場所にも防火ドアの設置が不可欠です。

    ABE KOGYOのマンション向け防火ドア
    ABE KOGYOの特定防火設備は、60分遮炎性能の木製防火ドアです。木は燃えやすいと思われがちですが、実は火災に強い特徴をもっています。

    なぜ木材は火災に強いか?
    木材は、炎に包まれても簡単には燃え尽きません。表面は短時間のうちに燃えはじめますが、そこで形成される炭化層が炎への酸素供給を妨げます。その結果炎の勢いは衰え燃え広がるのにはかなりの時間を要することになるのです。
    熱伝導率の低さも、木材がもつ強みです。火事が起きても、なかなか表面は高温になりません。こうした特徴をもつからこそ、木材は防火ドアとして生かされるのです。

    安全性とデザイン性に優れた木製防火ドア
    ABE KOGYOの木製防火ドアは、防火設備の条件をクリアしたとして国産で初めて認定を受けました。その技術力でマンション向けに開発されたのが、更に遮炎性能が高い特定防火設備です。
    木製のため、火災に対し高い安全性を期待できます。味わい深い木目のデザインも、好まれる人気ポイントです。マンションに取りつければ、身の安全とともに木の魅力にあふれた空間が手に入るでしょう。

    まとめ
    マンションの適切な場所に防火ドアを設置すれば、安全確保につながります。合わせて、生活空間のひとつひとつとして、デザインにもこだわりたいところでしょう。これらのニーズをふまえると、マンションの防火ドアには火災に強くデザイン性にも優れた木製タイプがおすすめです。

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