組子細工は長い歴史をもつ伝統的な木工技法ですが、現代はいろいろな組子製品をオーダーメイドできます。組子の紋様パターンをオーダーするとデザインの自由度は高まり、芸術品レベルの建具が手に入ります。今回はオーダー組子の価値の高さをご紹介しますので、建具を採用する際の参考としてお役立てください。
オーダー組子のメリット
組子細工をオーダーメイドした場合、デザインの自由度が高まるところは大きな魅力です。
バリエーション豊富な組子デザイン
組子細工には長い歴史があり、デザインのバリエーションは豊富です。古くは飛鳥時代の建築物に組子を用いた装飾が見られ、室町時代には障子や欄間をはじめとして組子装飾が施される範囲が広がりました。江戸時代に入ると木造建築の需要の高まりとともに紋様の種類も増えて、いまでは200種類以上が受け継がれています。
組子装飾に使われる素材は、杉やヒノキなどの針葉樹をひき割った細木です。これらをさまざまに組み合わせることで、多彩な幾何学紋様が生み出されます。
自由度が高まるオーダーメイド
組子の伝統的な紋様は、「麻の葉」や「胡麻」と呼ばれる種類です。江戸時代以降には新たなパターンが盛んに考案され、数多くのデザインが残されます。
すでに200以上の種類が知られますが、オーダーメイドならさらに選択肢は広がりデザインの自由度が高まります。自分好みの紋様が見つからなければ、オーダーメイドがおすすめです。
仕上がりは芸術品レベル
組子細工の製作では、基本的に高度なスキルが求められます。たくさんの細かい木片を正しく組み合わせるには、ほんの小さな誤差も許されないためです。そのため、注文した製品の仕上がりは芸術品レベルになると期待できます。オーダーで自宅の家具に組子細工を施せば、室内空間の装飾性も高まるでしょう。
組子特設サイト
https://www.abekogyo.co.jp/kumiko/
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